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親が亡くなってから、手続きの書類が次々に届く。でも家族にも友人にも話せず、『何から手をつければいいのか』と夜に考え込んでしまう。そんな状況の方も少なくないはずです。
結論から言うと、一人で抱えている時ほど、まず期限と財産を紙に書き出し、無料の窓口を1つ使ってみるのが近道です。この記事では、一人で悩みやすいケースごとの進め方が分かります。
一人で抱えている時、最初に何をすればいい?
最初にやるのは「期限の書き出し」と「財産のざっくりした一覧づくり」の2つです。この2つがあれば、相談先で話が具体的になり、何を急ぐべきかがはっきりします。
相続の手続きには、期限が決まっているものがいくつかあります。全部を一度に片付けようとすると、手が止まってしまうんです。
| 期限 | 手続き | 起点 |
|---|---|---|
| 3か月以内 | 相続放棄・限定承認の申述 | 相続の開始を知った時から |
| 4か月以内 | 準確定申告(亡くなった人の所得税) | 相続の開始を知った日の翌日から |
| 10か月以内 | 相続税の申告・納付 | 相続の開始を知った日の翌日から |
| 3年以内 | 相続登記 | 不動産を取得したと知った日から |
『借金があるかもしれない』と心配な時は、3か月の期限が最も近い大事な線です。放棄するかどうかの判断だけは、早めに誰かに相談しておきましょう。
一人で悩みやすいのは、どんなケース?
同じ「一人で抱えている」でも、事情によって相談先と急ぎどころが変わります。よくある3つのケースを比べてみます。
| ケース | 相続人と基礎控除 | まずやること・相談先 |
|---|---|---|
| 一人っ子。母はすでに亡く、父が亡くなった | 自分だけ(1人)。基礎控除3,600万円 | 財産の一覧を作り、基礎控除を超えそうなら税理士へ |
| 兄2人と疎遠。父が亡くなり、母はすでにいない | 兄弟3人。基礎控除4,800万円 | 連絡の取り方を決める。もめそうなら弁護士に先に相談 |
| 夫が亡くなり、子はいない。夫の両親もすでにいない | 妻と夫の兄弟姉妹2人(妻3/4・兄弟姉妹1/4)。基礎控除4,800万円 | 遺言の有無を確かめ、分け方の切り出し方を相談 |

一人っ子で、相続人が自分だけのケース
相談する相手がいない代わりに、分け方で話し合う必要はありません。やることは、財産を調べて、相続税がかかるかを確かめることに絞れます。
基礎控除は3,600万円です。自宅や預金を足して超えそうなら申告が要ります。超えなければ、原則として申告は要りません。
兄弟と疎遠なケース
『久しぶりに連絡したら、お金の話かと思われそう』とためらいますよね。ただ、遺産分割協議は相続人全員の合意が必要なので、連絡は避けられません。
最初の連絡は、事実だけを伝える短い手紙やメールで十分です。
「父の相続の件で、財産の一覧ができたら送ります。分け方はその後で相談させてください」
この程度の一文から始めると、相手も構えずに受け取りやすくなります。もめそうな気配があるなら、兄弟でもめそうな時に先に相談する相手も見ておきましょう。
子がなく、夫の兄弟と相続するケース
子がいない夫婦で夫が亡くなると、夫の兄弟姉妹も相続人になります。義理の兄弟に財産の話を切り出すのは気が重いもの。
遺言書がないかを、まず確かめてみてください。兄弟姉妹には遺留分がないので、遺言の中身によって分け方の話が大きく変わります。
話し相手がいない時、どこに相談すればいい?
『専門家に頼むほどのことなのか分からない』という方も多いですよね。費用をかけずに話を聞いてもらえる窓口もあります。
| 窓口 | 聞けること |
|---|---|
| 市区町村の無料相談 | 税理士や弁護士に一般的な相談ができる |
| 税理士会の相談 | 相続税の一般的な相談 |
| 法テラス | 法律相談(収入の要件あり) |
| 税務署の電話相談センター | 一般的な税の質問 |
税務署で何が聞けるかは税務署に相続税の相談に行くと何を教えてもらえるかで見られます。悩みの種類で窓口を選びたい時は、悩み別の相続の相談先も参考にしてみてください。
- 期限の表を書き出し、最も近い期限に印をつける
- 通帳・固定資産税の課税明細書・保険証券を1か所に集める
- 財産と借金をざっくり一覧にする
- 無料の窓口を1つ予約し、一覧を持って話を聞く
- 相続税がかかりそうなら、税理士に見積もりを取る
誰かに任せた方が楽なのは、どんな時?
財産が基礎控除を超えそう、土地がある、仕事をしながらで手が回らない。こうしたケースは、相続税の申告をまとめて税理士に任せると、一人で背負う量がぐっと減ります。
相続税の申告は税理士の仕事です。財産の調べ方から相談できるので、一覧がまだ途中でも話を聞いてもらえます。
税理士ドットコム
わが家のケースは、相続に強い税理士に聞くのが近道
相続税がかかりそう、土地や自宅がある、相続人が多い、期限が近いといったケースでは、相続税に詳しい税理士に早めに相談すると安心です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から相続に強い税理士を無料で紹介してもらえます。
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よくある質問
相続のことを誰にも話さずに進めても大丈夫ですか?
相続人が自分だけなら、話し合いなしで手続きを進められます。ただ、相続放棄や相続税の申告には期限があるので、迷う所だけでも無料の窓口で確かめておくと安心です。
兄弟に連絡したくない場合、相続を進めないままでもいいですか?
遺産分割協議は相続人全員の合意が必要なので、連絡なしでは進められません。相続税の申告期限は10か月、相続登記は3年と期限もあるため、直接が難しければ弁護士に相談してみてください。
相続の相談は無料でできますか?
市区町村や税理士会の無料相談、収入の要件がある法テラスなど、無料で話を聞ける窓口があります。
まとめ
- 一人で抱えている時は、期限と財産の一覧を先に書き出す
- 相続放棄は3か月、相続税の申告は10か月が期限
- 一人っ子なら基礎控除は3,600万円で、話し合いは要らない
- 兄弟と疎遠でも、遺産分割協議には全員の合意が要る
- 市区町村・税理士会・法テラスなど無料の窓口から始められる




