亡くなった親の自動車保険の等級は家族に引き継げる?同居・別居のケース別

亡くなった親の自動車保険の等級を家族に引き継げるかを解説する記事のアイキャッチ

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長年無事故だった父の自動車保険は、等級も上がっていて保険料が安かった。『父が亡くなったら、あの等級は消えてしまうの?』と気になりますよね。

結論から言うと、同居していた家族なら、等級を引き継げる扱いが一般的です。ただ、別居の子は引き継げないことが多く、条件は保険会社の約款で決まります。

この記事では、誰が車に乗り続けるかで等級の扱いがどう変わるかを、ケースで見ていきます。

目次

父の車に同居の母が乗り続けるなら、等級はどうなる?

このケースではこうなる

例えば、父が亡くなり、同居していた母が父の車にそのまま乗るケースです。保険の記名被保険者(主に運転する人)を父から母に変える手続きをすれば、父の等級を母が引き継げる扱いが一般的です。手続きは保険会社か代理店に連絡して進めます。

ここで出てくる「記名被保険者」は、保険証券に書かれた、その車を主に運転する人のことです。等級はこの人にひもづいているんです。

ケース等級を引き継げるか理由・注意
同居の母が父の車に乗り続ける引き継げることが多い配偶者は承継の対象になるのが一般的
同居の長男が父の車に乗り続ける引き継げることが多い同居の親族は対象になるのが一般的
別居の長女が父の車をもらって乗る引き継げないことが多い別居の子は対象外とする扱いが一般的
誰も乗らず車を売る・廃車にする引き継がない保険は解約。戻るお金は相続財産になる
亡くなった父の自動車保険を誰が引き継ぐかで、等級を引き継げるかどうかが分かれる様子を、家族の続柄と同居・別居で示した家系図

『同居かどうかは、どの時点で見るの?』と迷う方も多いはずです。基準や確認のしかたは保険会社ごとに違うので、連絡する時に聞いてみてください。

車両保険を付けていた場合は、補償をそのまま続けるか、車の古さに合わせて見直すかも、その時に相談できます。乗る人が変わると運転者の範囲の設定も変わることがあるので、合わせて確かめておきましょう。

同居の母と長男、どちらに引き継ぐ?

例えば、父と母と長男が同居していて、父の車を母も長男も運転するケースです。記名被保険者は1台の契約につき1人なので、どちらにするかを決めることになります。

決め方の基本は、その車を主に運転するのは誰かです。『保険料が安くなる方で』と選びたくなりますよね。

ただ、実際に一番乗る人と記名被保険者がずれていると、事故の時に困ることもあります。普段の使い方を、そのまま保険会社に伝えて相談してみてください。

別居の子が車をもらう時はどうする?

別居の長女が父の車を受け継ぐケースでは、父の等級は使えないことが多いです。その場合は、長女自身の保険で新しく契約するか、長女がすでに入っている保険で車を入れ替えることになります。

「父の等級が使えないなら、保険料が上がりますよね?」
「長女さんご自身が別の車で等級を持っていれば、そちらを使えるか相談してみましょう」

例えば、こんなやりとりになります。自分の車をもう1台持っている人は、その契約でどうなるかも合わせて確かめておきたいところです。

また、保険の名義と車の名義は別の手続きです。車の名義が父のままだと、保険の切り替えで話が進みにくいこともあります。車の名義の話は亡くなった親の車を名義変更しないとどうなるかで確かめてみてください。

保険会社に連絡する前に用意しておきたいこと
  • 父の保険証券(証券番号が分かる物)
  • 車に乗り続ける人の氏名と、父との続柄
  • 父と同居していたかどうか
  • 車の名義を誰に変えるか、変えたかどうか

解約した時に戻るお金は誰のもの?

誰も車に乗らず、保険を解約するケースです。保険料をまとめて払っていた時などは、解約で戻ってくるお金があります。

この戻るお金は、契約者だった父の財産として、相続人で分けるお金になります。『車をもらった人が受け取ればいい』と、決めてしまわないようにしたいところです。

解約の手続きは、相続人が保険会社に連絡して進めます。戻ったお金をいったん誰の口座で受け取るかも、家族で話しておくとスムーズです。

相続税がかかる家では、こうした細かいお金も財産に含めて計算します。父名義の車そのものも財産です。遺産全体でいくらになるかは、家族構成から取り分を計算する方法も参考にしてみてください。

車や保険のほかに不動産や預金があって、相続税がかかるか分からない・相続人の間で分け方を決めかねている。こんなケースは、財産の洗い出しから税理士に相談すると、細かい財産の漏れも防げます。

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よくある質問

父の自動車保険の等級を、別居している子が引き継げますか?

引き継げないことが多いです。等級を引き継げるのは配偶者や同居の親族とする扱いが一般的です。条件は契約している保険会社に確認しましょう。

父が亡くなった後、保険会社への連絡はいつまでにすればいいですか?

期限の決まりは保険会社ごとに違います。車に乗り続けるなら、事故に備えて早めに連絡して、記名被保険者の変更を済ませておきましょう。

父の保険を解約した返戻金は相続税の対象になりますか?

父の財産として相続財産に含めて考えます。相続税がかかる家では申告に含めることになるので、扱いは税理士に確認を。

まとめ

この記事の要点
  • 自動車保険の等級は、記名被保険者(主に運転する人)にひもづいている
  • 同居の母や同居の子が乗り続けるなら、等級を引き継げる扱いが一般的
  • 別居の子は引き継げないことが多く、条件は保険会社の約款で決まる
  • 解約して戻るお金は、父の財産として相続人で分ける
相続ケース案内

相続ケース案内 編集部

家族構成や財産の状況ごとに、相続・相続税がどうなるかを公的機関の公開情報をもとに解説しています。 公式サイト

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