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相続税の申告が終わって、ほっとしたのもつかの間。税理士から分厚い控えを渡されたり、税務署から封筒が届いたりすると『これ、何の書類?』と戸惑いますよね。
結論から言うと、申告の後に見ておきたいのは「自分の納める税額」「納付の期限と方法」「税務署から届いた書類の種類」の3つです。
この記事では、申告の仕方や申告後の状況ごとに、手元に来る書類と見る場所を確かめていきます。
申告が終わった後、何が手元に来る?
例えば、税理士がe-Taxで申告し、相続人は控えを受け取ったケースです。手元に残るのは申告書の控えと受信通知の写しで、まず見るのは控えの中の「自分の納付税額」です。税務署から「受け付けました」という書類が郵送で来るとは限らないので、受信通知の写しももらっておきましょう。
申告の仕方や、その後の状況によって、手元に来る書類は変わります。
| ケース | 手元に来る書類 | 理由・注意 |
|---|---|---|
| e-Taxで申告した | 申告書の控え・受信通知 | 受信通知で受付日と受付番号を確かめられる |
| 書面で申告した | 申告書の控え | 2025年1月から控えに受付印は押されない |
| 延納や物納を申請した | 許可されたかの通知 | 申告期限までの申請と許可が要る |
| 実地の税務調査があった | 調査結果の説明、または問題なしの通知 | 問題なしなら書面で通知される |

申告書の控えはどこを見ればいい?
『分厚くて、どこを見たらいいのか分からない』という方も多いはずです。まずは、相続人全員の数字がまとまった最初のページを見てみてください。
確かめたいのは、財産の合計(課税価格)、相続税の総額、そして相続人ごとの納付税額です。
例えば、課税価格の合計が8,000万円で、妻と子2人が法定相続分どおりに分けたケースです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 課税価格の合計 | 8,000万円 |
| 基礎控除(相続人3人) | 4,800万円 |
| 課税遺産総額 | 3,200万円 |
| 相続税の総額 | 350万円 |
| 妻の納付税額(配偶者の税額軽減で) | 0円 |
| 子1人あたりの納付税額 | 87万5,000円 |
妻の欄が0円でも、申告は要ります。配偶者の税額軽減は、申告して初めて使える制度なんです。
受付印がないのは問題ない?
「控えにハンコがないけど、ちゃんと出せてるの?」
「今は押さない決まりになったんだって」
2025年(令和7年)1月から、税務署は書面の申告書の控えに収受日付印を押していません。e-Taxで出した場合は、受信通知で受付日を確かめられます。
納付書と納める期限で気をつけたいこと
ここが大事なところです。相続税は、申告期限と同じ、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に納めます。
納付書は、税務署や金融機関の窓口に用意されています。住所・氏名・税額・申告書を出した税務署名を自分で書くので、控えの数字と見比べて書き写しましょう。
ほかに、e-Taxを使ったダイレクト納付、インターネットバンキング、クレジットカードでも納められます。
延納や物納を申請した時
一度に払うのが難しい時は、分割で払う延納や、財産そのもので納める物納の制度があります。どちらも申告期限までに申請して、許可を受ける必要があります。
許可の通知が来たら、分割の回数や金額、利子税がかかる点を確かめておきましょう。
申告後に税務署から封筒が届いたら?
『申告したのに、税務署から手紙が…』と不安になりますよね。中身によって意味が変わります。
実地の調査が終わって問題がなければ、税務署から「更正決定等をすべきと認められない」旨の書面が届きます。問題があれば調査結果の説明があり、修正申告や更正の手続きに進みます。
令和6事務年度は、相続税の実地調査が9,512件あり、申告漏れなどが見つかった割合は82.3%でした。財産の評価に迷った所がある家は、控えと資料をすぐ出せるようにしておくと安心です。
控えや資料をいつまで残すかは相続の書類を何年保管するかの目安で確認できます。取り分の数字を見直したい時は家族構成から取り分を計算する方法も参考にしてみてください。
自分で申告して、土地の評価や特例に自信がないケースは、調査の連絡が来る前に税理士に申告書を見てもらうと安心です。納めすぎに気づいたら、法定申告期限から5年以内なら更正の請求もできます。
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わが家のケースは、相続に強い税理士に聞くのが近道
相続税がかかりそう、土地や自宅がある、相続人が多い、期限が近いといったケースでは、相続税に詳しい税理士に早めに相談すると安心です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から相続に強い税理士を無料で紹介してもらえます。
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よくある質問
相続税を申告した後、税務署から受付の通知は届きますか?
e-Taxで申告した場合は、メッセージボックスの受信通知で受付日や受付番号を確かめられます。書面の場合は、2025年1月から控えに受付印が押されなくなったので、提出の記録は自分で残しておきましょう。
申告書の控えでまず見るべき所はどこですか?
相続人全員の数字がまとまったページで、課税価格の合計、相続税の総額、自分の納付税額を確かめます。納付書に書く税額もここから写します。
配偶者の納付税額が0円でも何か届きますか?
税額が0円でも、配偶者の税額軽減を使うには申告が必要です。控えに0円と書かれているかを確かめ、ほかの相続人と同じく保管しておきましょう。
まとめ
- 申告後は、自分の納付税額、納付の期限と方法、届いた書類の種類を見る
- 2025年1月から、書面の控えに受付印は押されない。e-Taxは受信通知で確かめる
- 納付書は自分で書く。控えの数字と見比べて写す
- 延納や物納は、申告期限までに申請して許可を受ける
- 実地調査で問題がなければ、その旨の書面が届く




