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相続税の申告を税理士に頼みたいけれど、知り合いに税理士がいない。『ネットで探しても、どこに頼めばいいか分からない』と困っている方も多いはずです。
結論から言うと、そんな時に役立つのが無料の税理士紹介サービスです。条件を伝えると、相続税の申告を扱う税理士を紹介してもらえます。
この記事では、紹介サービスの仕組みと使う流れ、どんなケースの人に向いているかが分かります。
税理士紹介サービスは、わが家のケースで使うべき?
相続税の申告が要るのに頼める税理士の当てがない、実家が遠くて現地の税理士を探しにくい、申告期限まで時間がない、というケースでは紹介サービスが向いています。すでに相続に慣れた税理士とつながっている、そもそも相続税の申告が要らない、というケースなら使わなくても困りません。
まずは、向いているケースとそうでないケースを並べてみます。
| ケース | 紹介サービス | 理由・注意 |
|---|---|---|
| 遺産1億円(自宅と預貯金)・子2人・知り合いの税理士なし | 向いている | 納付額は合計770万円。土地の評価に慣れた税理士を探す手間が省ける |
| 実家は地方・相続人は都市部に住んでいる | 向いている | 地元の税理士を自分で探すのは大変。遠方でも対応できるか条件で伝えられる |
| 申告期限の10か月まで残りが少ない | 向いている | 何件も問い合わせる時間を短くできる |
| 親の代からの顧問税理士が相続にも慣れている | 使わなくてよい | その税理士に相談すれば話が早い |
| 預貯金3,000万円・子2人 | 使わなくてよい | 基礎控除4,200万円以下で申告不要 |
『うちは1行目そのままだ』という方は、使ってみる価値があります。遺産が1億円で子2人なら、基礎控除4,200万円を引いた課税遺産総額は5,800万円です。1人あたりの納付額は385万円になります。
税額がこのくらいになると、土地の評価や特例の確認を任せられる税理士を早めに見つけたいところですよね。
2行目の、実家が地方にあるケースも見ておきます。地方の土地は、固定資産税評価額に倍率をかける倍率方式で評価することが多いです。田畑や山林が混ざっていると、現地の事情に詳しい税理士の方が話が早いこともあります。
ただ、相続人が都市部に住んでいると、平日に実家の近くの事務所へ何度も通うのは大変です。オンラインの面談に対応しているか、遠方の土地も扱えるかといった条件を先に伝えられるのが、紹介サービスの使いやすいところなんです。

無料の税理士紹介は、どんな仕組み?
紹介サービスは、相談する人と税理士の間に入って、条件に合う税理士をつなぐ窓口です。
多くのサービスは、相談する人からは費用を取らず、紹介を受けた税理士側が費用を負担する形で運営されています。だから、相談する側は紹介までを無料で使えるんです。
ただ、ここは勘違いしやすいところです。無料なのは紹介までで、実際に申告を頼んだ時の税理士報酬は、その税理士に払います。
| 費用の種類 | 誰に払うか | 注意 |
|---|---|---|
| 紹介サービスの利用 | 無料のことが多い | 利用条件はサービスごとに確認する |
| 税理士との面談・見積もり | 無料の事務所も多い | 有料の場合は事前に案内がある |
| 相続税の申告の報酬 | 依頼した税理士 | 遺産総額の0.5〜1%程度が目安と言われることが多い |
『紹介された税理士に断りにくいのでは?』と心配になりますよね。実は、紹介を受けても、依頼するかどうかは自分で決められます。合わないと感じたら、別の税理士を紹介してもらえるかを聞いてみてください。
自分で探す場合と比べると、違いはこんなところです。
| 探し方 | 手間 | 注意 |
|---|---|---|
| 自分でネット検索して問い合わせる | 事務所ごとに連絡し、相続の経験を確かめる必要がある | 気に入った所を自分のペースで選べる |
| 知人や銀行から紹介してもらう | 話は早い | 相続税の申告の経験は人によって違う |
| 無料の紹介サービスを使う | 条件を一度伝えれば候補が出てくる | 依頼するかは面談と見積もりを見て自分で決める |
報酬の目安や見積もりの見方は、財産額ごとの税理士報酬の目安で詳しく見られます。
申し込みから依頼までの流れは?
紹介サービスを使う流れは、だいたい次のとおりです。
- 電話かWebのフォームで申し込む
- 担当者に、財産の中身・相続人・住んでいる地域・申告期限を伝える
- 条件に合う税理士を紹介してもらう
- 税理士と面談して、見積もりをもらう
- 内容に納得できたら依頼する。合わなければ断ってもよい
申し込んでから税理士と会うまでの日数は、サービスや時期によって変わります。期限が近い方は、申し込みの時にいつまでに申告したいかを伝えておくと安心です。
2番目のヒアリングでは、分かる範囲で答えれば大丈夫です。例えば、こんなやり取りになります。
「財産はどんなものがありますか?」
「実家の土地と建物、あとは銀行の預金が2か所です。正確な金額はまだ分かりません」
この段階で、土地がある、相続人が遠くに住んでいる、などの事情を伝えておくと、その経験がある税理士を紹介してもらいやすくなります。
面談では、相続税の申告の件数や、土地の評価の進め方を聞いてみてください。聞き方は相続に強い税理士の見分け方で質問例をまとめています。
紹介を受ける前に、何を用意しておけばいい?
書類が全部そろっていなくても申し込めます。ただ、次のものが手元にあると、面談や見積もりがスムーズです。
- 亡くなった人の財産のメモ(預金のある銀行、土地・建物、株式など)
- 固定資産税の課税明細書(土地や建物がある場合)
- 通帳のコピー、または残高が分かるもの
- 家族の関係が分かるメモ(誰が相続人になるか)
- 生命保険の証書や、亡くなる前の贈与のメモ
もう1つ大事なのが期限です。相続税の申告と納付は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。
亡くなった人に事業や不動産の収入があった場合は、所得税の準確定申告もあります。こちらは相続の開始を知った日の翌日から4か月以内です。相続税より先に期限が来るので、該当しそうなら紹介を受ける時に伝えておきましょう。
紹介、面談、見積もり、依頼と進むと、それなりに日数がかかります。四十九日を過ぎたあたりで動き始めると、余裕を持って進めやすいです。
相続税の申告が要るのか自体がはっきりしない方は、先に税理士に頼むべきか判断するチェック表を見てみてください。
土地がある、相続人が多い、知り合いに税理士がいない、という方は、紹介サービスで相続税に慣れた税理士とつながっておくと、その後の手続きが楽になります。
税理士ドットコム
わが家のケースは、相続に強い税理士に聞くのが近道
相続税がかかりそう、土地や自宅がある、相続人が多い、期限が近いといったケースでは、相続税に詳しい税理士に早めに相談すると安心です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から相続に強い税理士を無料で紹介してもらえます。
紹介料無料税理士ドットコムで相続に強い税理士を紹介してもらう(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)
よくある質問
紹介サービスを使うと、税理士報酬が高くなりませんか?
報酬は税理士ごとに決めていて、見積もりで金額を確認してから依頼するかを決められます。気になる時は、複数の見積もりを比べてみてください。
面談はオンラインでもできますか?
オンラインの面談に対応している税理士もいます。実家が遠い、平日に時間が取れないといった事情は、申し込みの時に伝えておきましょう。
相続人のうち1人だけで申し込んでもいいですか?
申し込みは1人からでも大丈夫です。ただ、遺産分割や申告はほかの相続人とも関わるので、相談したことは早めに共有しておくと話が進めやすくなります。
まとめ
- 頼める税理士の当てがない、実家が遠い、期限が近いケースは紹介サービスが向いている
- 紹介までは無料のことが多く、申告の報酬は依頼した税理士に払う
- 流れは、申し込み、ヒアリング、紹介、面談と見積もり、依頼の順
- 財産のメモや固定資産税の課税明細書があると話が早く、期限の10か月も意識しておく




