亡くなった家族のSNSやメールのアカウントを消す・残す方法

亡くなった家族のSNSアカウントを消すか残すかをケース別に確認する記事のアイキャッチ

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亡くなった家族のSNSに、知らない人から誕生日のお祝いが届く。見るたびにつらいけれど、消していいのか迷う。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、SNSは「残す」か「消す」かを家族で決めてから、各サービスの手続きを進めます。ただ、メールやスマホは消す前に、お金に関わる連絡が来ていないかを確かめるのが先なんです。

目次

SNSは消す?残す?まず決めたいこと

このケースの答え

思い出として残したいなら、追悼アカウントに切り替えられるサービスがあります。消したいなら、家族から削除を依頼できるサービスが多いです。どちらの場合も、メールのアカウントだけはすぐに消さず、ネット銀行やネット証券の通知が届いていないかを先に確認しておきましょう。

SNSのアカウントは、預金や家のように相続で引き継ぐ財産とは扱いが違います。多くのサービスで、本人以外がそのまま使い続けることは想定されていません。

『パスワードが分かるから、ログインして消してしまえばいい』と思いますよね。ただ、本人になりすましてログインすることを規約で認めていないサービスもあります。家族向けの窓口から手続きするのが安心です。

ケース別に見る、アカウントの片付け方

アカウントの種類で、選べる方法や急ぐ理由が変わります。代表的なケースを並べてみます。

ケース選べる方法理由・注意
FacebookやInstagramを思い出として残したい追悼アカウントへの切り替えを申請投稿は残り、誕生日の通知などが出なくなる仕組みがある
SNSを消したい家族から削除を依頼死亡が分かる書類の提出を求められることがある
LINEを使っていた削除の問い合わせ、または携帯の解約と合わせて考える本人以外への引き継ぎは基本的にできない。トークの履歴は消える
Googleアカウント(Gmail)がある家族からのアカウント閉鎖の依頼生前に本人が無効化の設定をしていた場合はその内容に従う
メールにネット銀行や証券会社の通知が届いている消す前に中身を確認通帳のない口座が相続財産として見つかることがある

手続きの画面や必要な書類は、サービスごとに変わることがあります。各サービスのヘルプページで、家族向けの手続きを探してみてください。

例えばこんな会話になることも。

「母のLINE、トークを残しておきたいんだけど」<br>「消すと戻せないから、先にスマホの画面を写真で残しておこうか」

亡くなった家族のアカウントを、思い出として残すもの、消すもの、お金に関わるものに分けた分岐表

メールとスマホは「お金の手がかり」を先に見る

ここが大事なところです。ネット銀行やネット証券、暗号資産の口座は、通帳や紙の明細がないことが多いんです。

口座の存在を知る手がかりが、メールの通知やスマホのアプリだけということも。先にメールを消してしまうと、財産を見落とすおそれがあります。

消す前にメールとスマホで確かめたいこと
  • ネット銀行やネット証券からの取引の通知
  • 暗号資産の取引所からのお知らせ
  • 定額サービスの請求メール(解約が必要なもの)
  • カードの利用明細や借入れの通知
  • スマホに入っている銀行や証券のアプリ

『口座なんて家の通帳だけのはず』と思っていても、見落としは起きやすいです。見つかった口座も、ほかの預金と同じく相続財産になります。

ネット口座の残高を足したら、相続税の基礎控除を超えるかもしれない。そんなケースでは、残高の確認から申告までを税理士に頼むと進めやすいです。

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わが家のケースは、相続に強い税理士に聞くのが近道

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見つかった預金を遺産分割の前に引き出したい時は、預金の仮払い制度の申請の流れが使えます。

借金が見つかりそうな時は、消す前に立ち止まる

メールやアプリから、借入れや未払いの通知が見つかることもあります。相続放棄を考えるケースでは、片付けの進め方にも気をつけたいところです。

SNSの削除だけで財産の処分になることは考えにくいです。ただ、スマホに残っているお金を動かしたり、有料のアカウントを家族の名義に移したりすると話が変わることも。

ケース進め方
借金はなさそうで、SNSだけ片付けたい家族で残すか消すかを決めて、各サービスの家族向け窓口へ
借金の通知が見つかったアカウントの中のお金には手をつけず、相続の選び方を先に決める
借金も財産もあって、どちらが多いか分からない3か月以内に相続放棄か限定承認かを考える

相続放棄や限定承認には、相続の開始を知った時から3か月以内という期限があります。限定承認の進め方は限定承認の手続きの流れで確認してみてください。デジタルの片付けは、その判断の後でも遅くありません。

よくある質問

追悼アカウントにすると何が変わりますか?

投稿や写真は残したまま、誕生日の通知などが出ないようにできるサービスがあります。できることはサービスごとに違うので、各ヘルプページで確認してみてください。

LINEのアカウントは家族が引き継げますか?

本人以外への引き継ぎは基本的にできません。トークを残したい時は、削除や携帯の解約の前に、画面の写真を残しておくなどの準備をしておきましょう。

亡くなった家族のGmailは、すぐ消したほうがいいですか?

すぐには消さず、ネット銀行や証券会社の通知、請求メールが届いていないかを先に確認しておくのがおすすめです。口座が見つかれば相続財産になります。

まとめ

この記事の要点
  • SNSは追悼アカウントで残すか、家族から削除を依頼するかを選ぶ
  • 本人になりすましたログインより、家族向けの窓口から手続きする
  • メールとスマホは、ネット口座や借入れの手がかりを先に確認する
  • 借金が見つかりそうな時は、相続の選び方を決めてから片付ける
相続ケース案内

相続ケース案内 編集部

家族構成や財産の状況ごとに、相続・相続税がどうなるかを公的機関の公開情報をもとに解説しています。 公式サイト

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